快適性とデザイン性の繋がり:RAKUNECK誕生秘話

快適性とデザイン性の繋がり:RAKUNECK誕生秘話

RAKUNECKは、「快適性とデザインの融合」という一言に尽きます。長時間の運転で首や肩に負担がかかるという悩みを解決しながら、車内の空間に自然と溶け込む美しいデザインを両立するために生まれたヘッドレストです。デザインを担当したのは、ヨーロッパでデザインを学んだパラメトリックデザイナーのCaso氏。1年以上にわたる開発期間では、何度も形状が変更され、幾度となく試作と議論が繰り返されました。

特に印象的だった出来事は、開発初期の混沌とした瞬間。直線的なシンプルさを追求する声と、曲線美を活かした身体へのフィット感を求める声がぶつかり合い、意見のすり合わせに苦労しました。しかし、その過程は決して否定的なものではなく、むしろ異なる感性がぶつかり合う中で、より優れた形へと進化していく時間でもありました。そうして少しずつ完成に近づいていく中で、ついに最初の試作品が出来上がった時、Caso氏の胸には期待と不安が入り混じっていたといいます。「やっとここまで来た」という安心感と同時に、「これで本当に良いのか」という緊張も感じていたそうです。

最終的なデザインが決まった瞬間、チームの空気は静かでした。誰かが歓声を上げるでもなく、ただ皆が深くうなずき、一区切りのような空気が漂ったといいます。その静けさは、ひとつの旅が終わったことを意味していたのかもしれません。しかし、デザインの完成は旅の終わりではなく、新たな旅のスタートの合図でした。

RAKUNECKには、ただの商品にはない「物語」があります。機能と美を両立させようとする人たちの誠実な対話と、無数の試行錯誤によって形作られた答えがここにあります。RAKUNECKに触れた時、ふとした瞬間にでも、そうした背景を感じ取っていただけたら嬉しいです。

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