「違和感ゼロ」を追い求めた先:RAKUNECK誕生秘話

「違和感ゼロ」を追い求めた先:RAKUNECK誕生秘話

RAKUNECKのデザインは、快適さと美しさの両立を目指して設計されました。プロダクトデザイナー飯泉雅俊氏が最も重視したのは、「首をしっかり支える機能」と「車内に自然と溶け込む外観」。このふたつをどちらも妥協せずに実現するためには、徹底的な設計の見直しと、細部にわたるこだわりが必要でした。

一般的な後付けヘッドレストは、どうしても「付けている感」が出てしまい、内装と調和しにくい。そうした製品とは異なり、RAKUNECKは「純正のように見えること」を大きなテーマに掲げました。特に大切にしたのは、U字型の曲線。これは見た目の美しさを構成するだけでなく、首とシートの隙間を自然に埋め、フィット感と安心感を提供する機能面でも中心的な要素となっています。

このU字型カーブは、ただ美しいだけではなく、機能的にも非常に緻密に設計されています。長時間座っても圧力が一点に集中しないよう、内部には低反発メモリーフォームを採用し、外側には通気性に優れたメッシュ素材を使用。これにより、身体に優しく、長時間使っても蒸れにくく、不快感が起きにくい構造になっています。

さらに飯泉氏が意識したのは、最近のカー用品トレンドです。今や「いかにも後付け」のアクセサリーは敬遠され、「純正と一体感のある製品」が支持されています。だからこそ、丸みを帯びた形状や、無駄を削ぎ落としたミニマルなフォルム、落ち着いたカラートーンなど、すべてが「車内の景観を損なわない」という視点で設計されています。結果、どんな車種にも違和感なく馴染み、「見た目が整うだけで、車に乗るのが少し快適になる」そんな変化をもたらすプロダクトへと進化しました。

RAKUNECKがターゲットとしたのは、特別な層ではありません。営業職の長距離ドライバー、子連れで遠出する家族、首や肩に悩みを持つ人、あるいは車酔いしやすい同乗者まで、日常の中で「ほんの少しの違和感」を抱えているすべての人です。その違和感を取り除き、「運転って、こんなにラクだったんだ」と気づいてもらうために、見えない部分まで丁寧に作り込まれています。

RAKUNECKは、ただの「クッション」ではなく、日常の移動時間を支える「体感型デザイン」です。美しさの裏には、快適さを守るための論理があり、その一つひとつの選択が「違和感ゼロ」の使い心地を実現しています。

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